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雪の上のラブレター 2

最近になって「ナサケは~」などの作品に目を通しましたが
もう稚拙!この上なく、恥ずかしくて途中何度も読めなくなりました。
時々、手をいれてリメイクしていこうと考えています。
でもこの作品も後でみたら、きっとそう思うんだろうなあ……。

このお話にでてくる橘やよいというオリキャラは君の瞳に恋してるで、登場するキャラです。
同じ、北幌高校の3年生、美人できっぷもよいお姉さんです。




風早と爽子が図書館に立ち寄った後の帰り道だった。
お茶でもしようか? と、いいながら歩いていた時、
急に横から強く吹き付けるような、激しい雪が降ってきた。

「うわっ、やっべ。すっげー降ってきた!」
目も開けていられないくらいの、強いいきおいの風にのった雪が、顔にふきつけてくる。
激しいいきおいで、どんどん降り積もっていく雪の中、
目についたハンバーガーショップに飛び込んだ。

フードにつもった雪をはらいながら、
風早がカウンターで注文をする。
その隣で爽子は「急にすごくなっちゃったね」と、
心配そうに外を見ていた。

「うん、これ、ちょっとドカ雪になるかもね」
風早が、注文したコーヒーを持ちながら席につこうとすると、
トントンと、後ろから誰かが肩をたたいてきた。
何だ? と思ってくるりとふり返ってみると、
そこにいたのは橘さんだった。

「あれっ? 橘さん、いたんだね?」
「翔太こそ、何、デートだったの?」

隣にいる黒沼を興味深そうに見ている橘さんに、
「彼女」と紹介した。
彼女と紹介されて、黒沼は恥ずかしそうに頬をそめながら、
挨拶をする。
そんな様子の黒沼をみて、紹介した自分もくすぐったいような、
気恥ずかしいような気持ちにがこみあげてきた。

同じ北幌高校の3年の友人二人と一緒だった橘さんに誘われて、
俺と黒沼は彼らと向かい合って席についた。
一緒にいる3年生に「風早です」と、名前を告げると、
「知ってるよ。君とやよいのこと、知らない人は3年にはいないんじゃない」
俺はすっかり3年に顔が知れ渡ったらしかった。

「あー、私の友達の川浦雪美さん、それと男は相沢一聖、
あたしの未来の弟よ」
と、二人をみながら嬉しそうに橘さんが紹介する。

それを聞いて本人は肩をすくめながら、
「まだまだ先の未来だろ」とあきれたようにいった。

外はまだ強い風がふきつけていた。
俺たちは雪がやむまで店の中で待つことにした。
黒沼に興味をもったのか、橘さんは、友人二人をほったらかしで黒沼にばかり話しかけている。

「ねえ、ねえ、翔太ってさあ、意外とガンコじゃない?
だって私がケガした時も絶対、おんぶしろって譲んないの!
おんぶだよっ。おんぶっ! ありえないでしょー!」

何のためらいもなく、気さくに話かける橘さんに黒沼は
すっかり感激しているようで、楽しそうに会話をしている。

「ところで、橘さんたち、何してたの?」
相変わらず外に降り続く雪をみながら、
思いだしたように俺は尋ねた。

「今ね、彼が来るの、待ってるの!
んで、二人には付き合ってもらってんの!」
目を輝かせながら嬉しそうに答えた時、タイミング良く
橘さんの携帯がピリリと音をたてた。

発信者を確認した途端に笑顔になった橘さんは、
「あ、涼? 今どこ? 一聖と雪見と待ってるよー」
嬉しそうに電話口で話していた。
だが、それもつかの間、だんだん声のトーンが落ちてきたと思ったら、みるみるうちに険しい顔になり、最後には腹立たしげに電話をきってしまった。

ムスッとした顔で携帯電話をカバンにしまいこんだ橘さんは、
いきなりその場に突っ伏したと思ったら
「ひどいよお~」
と大きな声をだしておいおいと泣き出した。

何だ? 今の電話一体なんだったんだ?
俺と黒沼は何事かと、二人で目をあわせた。

「涼が急に教授から手伝い頼まれて、
帰ってこれないんだって~。ひどいよーー」
ばっと顔をあげたら思ったらよっぽど悲しいのか、
又顔を突っ伏してさめざめと泣いている。

話をつないでみると、どうやら札幌の大学に通う彼に何か用事ができたらしく、
今日と来週はこれないということらしい。
こんな橘さんの態度はいつもの事なのか、女性の友人は
「まあ、またすぐ会えるからいいじゃん」
と適当にあしらっている感じだった。

この場にどう対応したらいいものかととまどっていると、しばらく机につっぷして泣いていた橘さんが、突然顔をあげた。
そして急に俺のことをギロリとにらみつけながら、
「翔太! あんたはこんなこと爽子ちゃんにしてないでしょうね!」
と、怒りの形相を俺に向けてきた。

「えっ? なんで俺……?」
なんで、突然、俺にふるんだよっ。
ほんと、この人わかんね……

「あんた、爽子ちゃんの誘いを断ったり、あたしみたいに泣かせたりしてないでしょーね!」
いきなりそう迫られた俺は、この前黒沼を泣かせてしまったことを思い出して、思わず、
「うっ!!」
と飲みかけのコーヒーを吐き出しそうになった。




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