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君の瞳に恋してる 2

このブログをはじめて早一ヶ月をすぎましたが、
こんなにたくさんのアクセスや拍手を頂けるなんて思っていませんでした。
率直に、とてもうれしいです。
頻繁にお越しいただいている方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます。
なんだか、このおはなしは長くなりそうな、予感です。
みなさんを退屈させないように頑張っていきたいです!








爽子は日記をつけていた手をとめて、
振り返って壁の時計をみた。
時計の針はもう夜の12時を指そうとしている。

熱いカモミールティーを飲みながらため息をついた。
頭に浮かぶのは風早の事ばかりだった。

最近、風早くんの顔、全然ちゃんと見れてない。
……確か先週のデートからなんだよね。

記憶を辿りながら日記をパラパラとめくる。

そう。この日から。
この時すごく風早くんが、大人の男の人に見えた。
今までと違って、すごく大人っぽく見えた。
そんな風早くんを見てると、なんだか、
胸の奥がきゅうっと熱くなる。
急に知らない男の人みたいに見えてしまう風早くんのことが、真っ直ぐに見れない……。
……もし今、手をつないだら、風早くんの前で私、いつも通りに振る舞えるかな?

不安を抱えながら、日記をパタンと閉じて、ベッドに入った。
それからもしばらくの間、不安が消えることはなかった。


爽子は学校で風早と話す時があっても、
落ち着きなくソワソワしてしまうのだった。
風早がみんなと話している時には、じっと見つめられるのに、
視線があうとドキッとしてパッと目をそらしてしまっていた。
風早に話しかけられても、緊張してしまい、思ったような言葉がでてこない。
……なのに目で追ってしまう。
なんだかのぞきみしてるような、こそこそしているような気分になっていた。

そんな風に不安な気持ちを抱えていたのが、
ある日突然、表面にあらわれてしまった。

手をつなぐどころか、わずかに手をかすめただけなのに、
焦りと戸惑いの感情があふれて、
その場から走り去ってしまった。
突然の予期せぬ状況に、自分でもどうしたらいいのかわからなかった。

風早くんの男らしいゴツゴツした手がふれて、
頭にかっーと血がのぼったと思ったら、
次の瞬間、自然に足が駆け出していた。
……その場から逃げ出していた。

家までの道をハイスピードで、髪を振り乱しながら、
休みなしで走ってきた。
坂道を下って、家の門が見えたところでほっとして、スピードをゆるめて歩きだす。
全力疾走してきたせいか、ハアハアと肩が大きく上下に揺れている。
それをおさめるように、大きく深呼吸して呼吸を整えようとするが、なかなか整わない。
ふらふらと門につかまりながら、ふぅ~とため息をついた。

す、すごく、びっくりしちゃったーーーー!
風早くんの、あの大きな手が私の手とぶつかって……
ほんと、ちょっと触れただけだけど、手の神経が全部そこに集まったみたいになって、
私、どうしていいか分からなかった。

変だよね、おかしいよね?
今までだって何度も手をつないでいるのに。
この前は腕まで組んでもらったのに。

もっと体がくっついたこともあったのに。
そう、ぎゅっとだきしめてもらったこともあるし、
私からだきしめたこともある。

なのに、なのに、なんでこんなに急に風早くんを
意識しちゃうんだろう。
……自分でも何が何だか分からない。
ただ、心臓がどきどきして、止められない。

……はじまりは、風早くんの男の人っぽさに、
気が付いた時からだ。
あれから、風早くんのたくましい腕とか、広い胸とか、
そんな自分と違うところが、風早くんが持ってる男の人の部分が、気になってしょうがない。

これって風早くんにだけだよね?
だって他の男の子だったら、
手がふれてもきっと何とも思わないだろうな。
風早くんが、私にとって一番の、大切な人だからだよね。
これもやっぱり、前に荒井先生がいってた下心?
……になるのかな?

息切れが大分おさまってきた。

家でちょっと気分を落ち着かせなきゃ。
そうだ、まだあのカモミールの葉っぱあったよね。

そう考えて、カギを出そうとカバンに手をかけた時、
ふと、気が付いた。

あれっ? そういえば、
私、こんなに荷物、軽かったっけ?
確か、今日、花壇の道具持って帰ろうと思って
手提げバッグにいれてたよね?


え……
あれ?? 
うそ!! 
きゃーーー! どうしよう!
私、か、風早くんのこと、おいてけぼりにしちゃった!!
風早くんと一緒に帰るはずだったのに、一人で先に来ちゃった!!

自分のしてしまった大それた行動にガク然とし、思わず両手で口を覆った。









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